森見登美彦さんの作品の大ファンで、デビュー作からずっと追いかけて読んできた。中でも「有頂天家族」は狸が主人公という京都が舞台のあたたかみのある優しいファンタジー。
アニメの二期も遠の昔に終わってしまいましたが、久しぶりに公式読本を読み返す。
矢三郎のおもしろければそれでいい!みたいな生き方は面倒な事から目を逸らしたいだけの私には羨ましくて刺激的。それも実際目を逸らしきる勇気がなかなか持てないからこそ羨ましいんだともわかってるけれど。
困ってる人は助けなきゃとか、嫌いな人とも仲良くしなきゃとか、私そーいうの大嫌い。だからこそ、困っている人をもっと困らせる弁天様が大好きだし、嫌いなヤツは利用したり陥れたりしちゃうところも大好き。そんな弁天様をなぜか慕っている弥三郎も、そんな矢三郎を心配したり、突き放したり…でも結局気にしちゃってる海星も可愛くて仕方ない。
色んな事が馬鹿らしく思えてきたら有頂天家族の世界にどっぷりつかりたい。面白いしそれでいいやん♪って様々な出来事をするりとかわせるかもしれない。
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